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> 株式会社 丸文 - 特装車 - about us - 温故知新 -

■ある日、棚の奥のダンボール箱 を整理していた。
セピア色の古い写真が大量に出てきた。
その中から貴重な資料を紹介してみたいと思う。
それは今から半世紀近く前、自動車先進地域
ヨーロッパのキャリアカー を研究するために
先輩たちがイタリアで撮影してきたものだ。
まだ、日本人が海外へ渡航することもままならない時代、
『覚悟の』視察旅行だったに違いない。
説明するまでもないことだが 『キャリアカー』 とは
クルマを運ぶクルマ = 車両運搬車 のこと。
言うなれば仕事グルマ、商用車なのだが...。
どうだろうこのたたずまい。さすがデザインの国 イタリア だ。
■トレーラー後方 から見ると...
2階フロアの横に走る柱が湾曲になっていて
さらに縦の柱も「く」の字に曲げている。
アーチトンネルのような構造にして2階フロアに
積んだ車の荷重をうまく逃がしている。
走行中の左右方向の動揺を抑えるのにも有効なはずだ。
ここまでのアーチを作る手間にはただ感心するしかない。
現在のキャリアカーでは一般規格鋼材を使用して製作している。
しかし補強の取り方、枠構造の荷重の逃がし方などは
現代に生きている。
■キャリアカー としての構造を見ると...
2階フロアを支えるために柱を立てて
その柱が倒れないように斜めの桟を設けている。
現在の一般的なキャリアカーは2階フロアが
油圧シリンダーとワイヤーロープで昇降するが
このトレーラーは柱とフロアが溶接されていて
昇降しない構造であることがわかる。
これでは2階の車を降ろすことができないのでは?
と思うのだが、トレーラー後端部の複雑な構造が
無意味なものとは思えない。
おそらくこれらが可動式のゲートを構成していると
思われるのだが残念ながら詳細な資料は残っていない。
これが後にテールゲート式セミトレーラのヒントになった...
と信じたい。
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